カウンセリングスクール体験入学
9月からカウンセリングスクールに通うことになりました☆
そして、それに備えて先日、体験入学に行ってきました。
その日の内容は、「人格障害」について。
先に言っておきますが。
「人格障害」というのは、確かに表向きに出ている人間性はクソかもしれません(言葉を選べって話かもしれませんが、そう思われやすい点があるのは否めないので)。
でも、彼らの心理状態は至って「正常」であり、彼らはそうでもしないと自分たちの身が守れないと思い、そのような判断と選択を繰り返してしまい、誰にでもあるような特定の特性が強化されバランスが悪くなりすぎただけです。
その影響で周囲とのトラブルに発展してしまったり、自分の健康を害したりなどが起きているため、「普通はそこまで人との関係悪くならないでしょー。普通はそう考えないでしょー」と評価されているのでしょう。
そして確かに他人に対して「障害」を与えるような点は否めないかもしれませんが、誰よりも心の奥底で傷ついているのは、本人たちです(本人たちは無自覚なので、そんなことはないと言うかもしれませんが)。
なので「あいつは人格障害だから異常者だ。おかしい。」と思わないで欲しいな、という気持ちが私にはあります。
が。
事実、人を傷つけてくる性質がある人格障害もあるため、変に「仕方ないよね」と自分に言い聞かせてまで無理に相手を理解しようとしない、「やばいな。ちょっとイヤだな」と思ったら、そっと離れることも「自分の身を守るために」は、必要になることもあるでしょう。
そこはご自身の判断で、うまくやって下さいとしか言えないんですけどね。
つまり、「中途半端な思い込みで差別意識を持つなよ?」ということが言いたかっただけです。
話をカウンセリングスクールの体験入学に戻します。
先週の復習ということで「境界性人格障害」について、より詳しくの解説。
うん…。
いるよね、こういう人。普通にいますよ。私の周囲にも複数の人が思い当たりました。
そうなんだよね、「見捨てられ不安」があるからこそ、すごく頭が良かったり、仕事が出来たり、美人だったり優しかったりで、とっても努力をする人が多い。
なので、魅力的な人がとっても多いんですよね。
が、本当に人を振り回すというか「試す」ことをしたがるんで、振り回されている側は擦り切れると思いますよ…。
私が以前勤務していた上司の奥様が、恐らくこの傾向が強いかなって思っていて。上司、相当振り回されていましたからね…。
そして、「自己愛性人格障害」
うん…。
こういう人も多いと思うの。
というか…、以前、身近にいました。その人との関係で悩んだことが、私がカウンセリングを受けるきっかけにもなったのですが…。
少なくとも私はその人に対しては、話を聞いていて、「…その考え方、おかしいよね…?」と思うことが多かったり、「…今のその話…、嘘じゃないかな…?というかこの人の話、どこまでが事実でどこからが嘘なんだ?そしてそれ…、嘘でも、本人は自分の思い込みの強さから、本当のことだと、すり替えて信じていないかな…?」など、様々な強い違和感を覚えることも多かったんですよね…。
そして、やっぱり「思いやりがない」「他人を道具のように使う」という傾向はすごく感じたり、嫉妬というか執着心が強いというか…。自分を認めるまでは「許さない」と言わんばかりの傾向も感じて…。
分からないんだけどね。
分からないんだけど、なぜ、そんなに考え方が偏るんだろう。嘘をつくのだろう、執着するのだろう…。
そういう視点で見て行ったら「あ…、自分に強い無価値感があって、それを強く否定したいんだな…。だから様々なことが強化されていくし、極端で激しい気質に見えるんだ…。とにかく余裕がないんだな…。だから他者を思いやれない。他人を見る余裕すらないからこそ、自分のことしか見えない。だから他人を道具のように使えるのか…。すべてが否定でしかないから、人の話なんて素直に入って来ないだろうな…。何を話しても無駄。私が傷つくだけだな…。」と思えて、「関わるのはやめよう」という選択をしました。
ちなみに自分を認めるまでは「許さない」という気持ちが強化されると、人によってはストーキング行為にまで発展するのだろうと思うんですよね…。
相手が好きで付きまとうのではなく、相手をやっつけるために付きまとう。
最悪のケースになると、殺人に発展してもおかしくないと思うんですよ…。
でも、彼らの心の動きはそれでも「正常」なんですよ。
なぜ「やっつける」かって、自分の無価値感を強化してくる存在が怖いから。
人は怖いものを「やっつけたい」と思いますよね…?
ゴキブリだって見つけたら「二度と見たくないっ!」と、潰したりしますよね?
それと一緒なんですよ。彼らにしてみたら、他人なんて誰でもゴキブリなんです。
でもゴキブリって怖いですよね…?怖い、見たくないからやっつけるんですよね?
彼らも他者を攻撃はするけど、本当は他者が怖いんです。毎日「怖れ」を誰よりも強く、常に感じている可能性があるということです。そんな状態で、平常心で、平穏な気持ちで人を思いやって暮らせますか?私は難しいと思いますよ。
だからって、やっていいことと悪いことはあるので、「感情」と「行為」は切り分けて見て行くべきだと思いますけどね。
ちなみに講師の先生は、この事件のことで「この俳優さんは自己愛性人格障害なのかもしれない、って私はニュースを見て思ったのよね…」と。
なるほど、納得です。
そして、「演技性人格障害」。
これも私の周囲に思い当たる性質の子が、複数いますね…。
「うん…。明るいし悪い子ではない。友達も多いし、色んな友達を私にも紹介してくれる。でも何だろう…。どこか不安定というか、心の休まる場所がなかったり…、話し方がふわふわしているんだよな…。セリフを話しているような…。心からの言葉に聞こえないことが多いんだよね…。何だろう、これ。悪い子じゃないんだけど、自分から話しかけたくないなぁ…」
そう思っていた子が何人かいて。
この「演技性人格障害」というのを聞いて「あ、この傾向は確かにあるかも」と思って納得しちゃいましたね…。
そして、講師の先生は「佐内河内さんとか、小保方さんって、恐らくこの傾向があった気がするのよねぇ…」とも。
最初にも書きましたが、これらの人格障害を発症することは誰にでも起きえることだとも思います。
なぜなら、人間なら誰にでもある性質が何かしらの要因で強化されてしまい、バランスを崩してしまったに過ぎないから。
特別でもなければ異常でもない、至って正常な「心の動き」でしかありません。
それでも。
心というのは、自分の心がけ次第で制御することも可能なはずなんです。
でも彼らはそれが出来ないということが多い。
なぜなら、彼らは精神的には赤ん坊のままであると言えるからです。
赤ちゃんは、親に甘えて何でもやってもらわないと、他人がいないと生きていけませんよね。そして、その甘えを通してもらって満足していき、与えられることに満足をして、初めて大人になり「自立」をします。
彼らは何かしらの原因があって、その「自立」までに辿りつけていないんですよね…。
人は「甘えること」が完了して初めて大人になるのだと、どこかで見た記憶があり、深く共感しました。
親が厳しすぎた。
片親だった。
親から虐待を受けていた。
親が放任だった。
親の仕事が忙しすぎて、一緒に過ごす時間が短かった。
親が過保護で、甘えを受けるのが当たり前になっていた。
親子仲があまり良くなかった。
(※人間同士なので、親子でも相性が悪いというのはあっても不思議ではないです)
などなど。
最終的にはどうしても「親子関係」に行きつくことが多いのですけど、親だって子供が生まれて初めて親になるため、どうやって子育てをすればいいのか、手探りなワケで、完璧な子育てが出来たら「奇跡」または「ラッキー」なだけだと私は思っているんですよね…。
だから、親を責めるのもまた「違う」と思っています。
だからこそ。
「なぜ」親は厳しすぎたのか。
「なぜ」片親になってしまっていたのか。
「なぜ」親は自分を虐待したのか。
ここをしっかりと探っていき「なるほど、そういうことだったのか!」と、自分が甘えられなかった事情など、与えられなかった理由に納得することで、「他者の気持ちが分かる」ようになり、症状も改善されている可能性もあるように思います。
親子関係が、現在の人間関係の投影というのは、よく言ったものですよね。
たとえ、親と離れて暮らしていても、親がすでに亡くなっていたとしても。
心の中にいる親としっかり対話をしていき、親への印象や想いを上書きしていけばいいのだろうと思います。
というか、実際に親と話して傷つくよりも、勝手な都合のいい解釈で、想いを上書きしてもいいように、個人的には思いますけどね。
と。
スクールで教えて頂いた、気づかせて頂いたことから、いろいろ広げて書いてみました。
こういう「心理学」などを少し知って行くだけでも、ニュースの見え方も人の捉え方も変わってくるので、本当に自分自身を含めて、人の気持ちは難しいのか単純なのかでいえば、やっぱり単純なのだろうな、と思えます。
これから8ヶ月くらい通学するので、また思うことがあり、気が向いたら書いて行こうと思います☆
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