「繊細さ」と「敏感さ」

先日アップしました、こちらの記事。

こちらには「エンパス」という性質というか、体質というかについて、書きました。

そしてその「エンパス」である可能性が高い人の大抵は「HSP」でもある、と。


このHSP。

「Highly Sensitive Person(高度に感受性の強い人・敏感な人・繊細な人)」

この頭文字を取ったものです。

sensitive これを辞書で確認すると…。

【名】
傷つきやすい人間
霊感のある人間
【形】
感覚がある、感知できる
《病理》〔身体が〕傷つきやすい、炎症を起こしやすい
〔外界の刺激に対して身体が〕敏感な、良く反応する文例

〔芸術的な表現などが〕繊細な、微妙な

〔芸術作品などに対して〕感性が豊かな

〔外界に刺激に〕反応する、影響を受ける文例

〔他の人に〕思いやりがある、親切な

〔他の人の言葉などに〕傷つきやすい、神経質な文例文例

〔問題などが〕公にしにくい、慎重に扱うべき

〔機械などが〕微妙な差が検知できる、精度が高い

《金融》〔市場などが〕不安定な、乱高下する

なるほど。

「エンパス」にも繋がる性質が感じ取られる意味だなぁ、と個人的には思いました。

HSPとは大学教授でもある心理学者、セラピストでもあり作家のエレイン・N. アーロンが提唱したものです。

彼女自身の性質がHSPであることに気づき、5年にも渡って何百人ものHSPの方々に会い、インタビューを重ねて調査を重ねたHSPとは何か、どのように生きて行くことが望ましいのかなどを記した著書が以下のものです。

HSPセルフチェック

上記の書籍「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」にある、HSPのセルフチェックは以下のとおり。

あなたの性質から直感的に「はい」「いいえ」で回答してみてください。

1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2.他人の気分に左右される
3.痛みにとても敏感である
4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる 
5.カフェインに敏感に反応する  
6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい

8.騒音に悩まされやすい  

9.美術や音楽に深く心動かされる   

10.とても良心的である

11.すぐにびっくりする(仰天する) 

12.短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう

13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)

14.一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ

15.ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける

16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている     

17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる     

18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる   

19.生活に変化があると混乱する

20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む

21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している

22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた

いかがだったでしょうか。

このセルフチェックの質問に12個以上が「はい」だった場合、HSPである可能性が高いとされるそうです。

私のHSPセルフチェック結果

そんな私はHSPの性質があるのか、見て行きましょう。

お時間と興味がある方はお付き合いください。

1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ

【はい】

「空気が変わる」というヤツですよね。

職場でも「あ、このまま行くと失敗するぞ?」などには気づきやすいので、事前に対策を打って難を逃れたことは多々あります。


2.他人の気分に左右される

【はい】

誰かが怒っていたり、悲しんでいたりすると、空気が重たくなり、私の気持ちも重たくなります。逆に誰かが嬉しそうだと、私も嬉しくなります。


3.痛みにとても敏感である

【はい】

痛がリストです。血を見るのもイヤだし、軽度の尖端恐怖症なのですが、それも「刺さったら痛そうだ」と連想してしまうから。

刺青(タトゥー)が大嫌いなのですが、それもやはり「入れる時に痛そうだから」と、痛みが連想されるだけで、実際に痛くなくてもその物事を避けます。

また、頭痛や生理痛など、痛みを伴う体調不良があると、簡単に寝込みます。


4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる

【はい】

「誰にも会いたくない」「話しかけてくるな」と思うこと、多々です。

また、近所の日帰り温泉施設に行って、スマホなども一切見ずに過ごしたくなることも多々。


5.カフェインに敏感に反応する 

【はい】

コーヒーは頭痛がするので、一切飲めません。香りだけでもアウトです。

紅茶も体調や気持ちが不安定な時は頭痛がするので、避けることもあります。

基本的にハーブティーや、ペットボトル飲料だと麦茶を選ぶことが多いのは、そのためです。 


6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい

【はい】

特に夜間のコンビニや自販機の明るさはきついです。

寝起きにPC画面を見ても、ディスプレイの明るさ(輝度はかなり下げているけど)に、1時間くらいは焦点が合わないこともあります。


7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい

【はい】

妄想大好きです(笑)!

そういう想像の世界で考えたことでも、泣いたり落ち込んだりで、涙が出たり、気持ちが重たくなり、体が重たくなることもあります。


8.騒音に悩まされやすい

【はい】

ちょっとした騒音が気になって、人の話に集中できなかったりすることもあります。


9.美術や音楽に深く心動かされる 

【はい】

音楽を聴いて、それがメタルであれ何であれ、「素晴らしい!」「カッコいい!」と思ったら鳥肌が立ったり、涙が出るなんてことは、決して珍しいことではありません。


10.とても良心的である

【はい】

自分で言うのもアレですけども。

言葉遣いが荒く、言う内容も厳しいけども、自分を大事にしている様子が見えない人や、どこか人をバカにしているような言動が見える人には容赦しません。そういう人への怒りが出ると、言葉にその怒りが「言葉遣い」と「内容」「表現」になって表れている気がしています。


11.すぐにびっくりする(仰天する)

【はい】

表側には出しませんけども。

見間違いなどで「あれ?」と思ってビックリすることは日常茶飯事です。


12.短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう

【はい】

最終的には「出来る」んですけども、結構頭の中はパニックです。

あまりにも色んな要求を突き付けてきて、詰め込みでああだこうだ言ってきた上司の指導に過度のストレスから高熱を出して、会社を早退し、翌日も休んだこともあります。


13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)

【はい】

当然ですね…。一人で寂しそうであれば話しかけたり、何かで悩んでいそうだったら、状況を聞いたり。体調が悪いのに出勤してきた人に栄養ドリンクを差し入れたりなんて、ごくごく、当たり前のことだと思っていますが…。


14.一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ

【はい】

最終的には「出来る」んですけども、心の中で「どいつも、こいつも。面倒くさいわ…」と思うこと、多々です。


15.ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける

【はい】

メモを取ることもすれば、しっかり記憶に定着するように、何度も確認することは多いです。


16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている

【はい】

「見ないようにしている」というか、見れないですよね。痛みが連想されそうなものは避けます。ホラー映画、スプラッター、やくざ映画などに留まらず、サスペンスドラマや医療ドラマも見られません。

また、残忍な殺人事件の連日のニュース報道は本当に止めて欲しい。

気持ちが落ち着かないし、怖くて仕方ないです。1回2回報道すればいいのではないの?


17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる

【はい】

なるでしょ。落ち着かないですね…。そわそわしてしまう…。


18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる

【はい】

「お腹が空いて、力が出ないよ…」という状態になります。

「お腹空いたよー」で頭の中がいっぱいになるので、間食でも何でも、ほんの少しでも食べて気持ちを落ち着かせてから作業をします。


19.生活に変化があると混乱する

【いいえ】

多分、あまり引っ越しなどの経験もないし、恋愛経験も乏しいし、未婚だからかもしれません。ただ、転職などは特に混乱しません。


20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む

【はい】

料理は薄味が好きです。調味料は控えめで素材の味を生かしたものが好き。

アロマテラピーも好きで、エッセンシャルオイルも数種類持っていて、好きな香りに囲まれたいという理由で、シャンプーは無添加、無香料のものを使って、そこにエッセンシャルオイルを加えたり、スキンケアも手作り化粧水などを使っています。

音楽はメタルが好きではありますが、ギターの音を聴き分けたり、様々な音を拾って、音の積み上げから音楽が構成されていくのだろうということを感じながら聴くことが好きです。

同じギターでも機材でも、弾く人が変われば音が変わることも分かります。


21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している

【はい】

以前はそこから「逃げる」ようにしていましたが、今はそうなってもいいように、心を鍛えることで、その状況を「避ける」ようになれることを意識しています。


22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

【はい】

見られていると、緊張したり、ミスがやたらと増えたり、言葉がうまく出なかったりします。


23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた

【いいえ】

むしろ、逆に思っていたかもしれません。少なくとも「内気」とは真逆。

積極的な子だという印象が強かったように思います。


ということで、私のセルフチェック結果は「21個/23個」。

十分に私はHSPの性質を持っている、ということなのでしょうね。

日本人の5人に1人はHSP

ご存じの通り、日本には「察する」という文化があります。

そのためか、日本にはこのHSPの性質を持つ人が全体の20%程度、5人に1人はHSPの性質があるようだ、とされています。

逆に言えば80%、8割の人には「理解されない」性質であるという言い方も出来るように思います。

仕事が長続きしない、人づきあいがうまくいかないなど、HSPの繊細さが悪い方向に向いてしまうと、そのようなことが起きてしまうのではないか、と、自分の経験を通じて感じています。

しかし、これも自分の経験を経て感じたことですが、HSPの独特の感覚は「察しが良い」ということですので、自分が「見たくない」と思うものに対して、どのような対策をしていくかを掴み、「見えても大丈夫」なようになれば、「見て嬉しいもの」を感じられる感度は人よりも高いのですから、自分の幸福度もあがるでしょうし、周囲の人がその姿から影響を受けて、人から好かれるようになれるかもしれないです。

外部からの刺激を受けやすい分、なかなか自分がどうあるべきか定まらなかったり、意思としては「こうしよう!」と思っても、別の思いもよらない刺激に驚いてしまって、また委縮してしまうこともあるかもしれないので、どうしてもスタートラインに立つのが遅くなってしまったり、過度に傷ついてしまったり、自分が傷つきたくないと、自己防衛のあまり、他人を傷つけてしまうかもしれません。

だからこそ、自分がHSPの性質を持っていることをしっかり認識して受け止めて、そんな自分とどうやって付き合っていくのか、自分をどう受け止めて動かしていくのかの対策を練ることは、すごく大事なのではないかと思います。


類は友を呼ぶのかな?

とはいえ、私の周囲には私と似た感覚というか、話が通じやすい友達が多いため、自分自身がHSPの性質、それが20%程度の人の性質だとは思ってもいませんでした。

私の周囲の友達には、それこそ幼稚園から中学校までが同じ敷地内にあった関係もあり、子供時代を11年一緒に過ごすという長い付き合いの友達(同級生)も多くいるのですが、そこにも私が思うにHSPの傾向がある友達が多かったように思います。

以前の職場で知り合い、今でも交流がある人たちにもHSPと思われる人は多い。

やっぱり「感覚」が似ているからなのか、結構長い付き合いになっている友達も多く、そんな人たちの多くは、現代社会に不満と疑問を持っている人も多かったりします。

どこかで「自分たちが受け入れてもらえていない」という感覚があるのでしょうね。

それに対して不満や疑問を感じているというよりも、「そこに無理に合わせなくてもいい」と割り切っている人も多いように思います。

つまり、自分が感じやすいストレス、刺激とうまく付き合えている人が多いということです。

もちろん、そうではない人もいますけどね。

繊細さは武器にもなり、仇にもなります。

折角、20%の人しか持てない武器を持っているのですから、自分のことをよく知り、受け止め、うまく生かしていきたいですよね。

そして、自分も、ついでにその周囲も幸せになれたら、楽しくなれたらいいですね。

HSPという性質を知って欲しい

そして、自分自身はHSPではない、という方は勿論多いのだと思います。

世の中にはいろんな人がいます。

「人が多い方が正義・正解」ではなく、この世の人たち、すべてが正義であり正解なのです。

「人はそれぞれ違っている」ことが正義であり、正解なのです。

ですから、少し周囲と違う、あなたと違うことに対して疑問を持って、それを無理に修正しようとしたりしないで欲しいと思うのです。

まずは受け止めて欲しいですし、HSPの傾向を感じたら、過度に敏感であることを踏まえ、言葉や態度を選んで頂けるとすごく嬉しいのです。

特に企業の管理職や経営陣には、「HSP」という性質を持つ人が全体の20%存在していることを認識して頂きたいのです。

そしてHSPの性質をご覧頂くと、確かに「面倒な人」「厄介な人」に見えるかもしれませんが、その性質そのものはとても「平和主義」であり、人に対して気遣いが出来る、企業の潤滑油的な存在になりうる人たちではないでしょうか。

何事もメリット、デメリットがあります。

ご自身がHSPではないとしても、「分からないから」といって、学ばずに排除しようとすることだけは避けて頂けたら嬉しいと、HSPであることから主に仕事でパワハラを受けたり、いいように使われて、精神的に擦り切れて、行動意欲や判断力が落ちてしまい、苦しんだ経験がある私からはお願いしたいのです。


先ほども紹介したこの書籍だけでも、多くの方にご一読頂ければと思います。

輝凛(きりん)の独り言

日々の生活や、ニュース、色々な人からの言葉、本などから、私なりに感じた事を綴っていきます。 その他、運営している別サイトへのリンク記事もあります。