距離感
DIR EN GREYというバンドが大好きで、大阪のライブに遠征に来ています。
現在、ネットカフェからの更新です。
ライブのことは置いておいて。
さらに、DIR EN GREYのことも、置いておいて(笑)。
私は、元Xなどのベーシスト、沢田泰司さんが大好きなんですよね。
彼は5年前の2011年7月17日、サイパンにて不審死のため、ご逝去されています。
そんな泰司さんの音楽や存在を、もっと多くの人に知ってもらいたい、後生に残したい。
そしてファン同士が、泰司さんの音楽や存在を共有し合える場所が欲しい。
そう思い、様々に活動をさせて頂いています。
そんな本日、2016年6月17日は、泰司さんの月命日です。
突然、お空の人になってしまった泰司さんを、少しでも近くに感じられるよう、痛いファン心理として(苦笑)、「あべのハスカス」に行ってきました。
こんなに高いビル。
展望台から見えた景色。
こんな感じでした。
うす曇りだったので、遠くまではよく見えなかったりしますが…。
なんとなく感じたこと。
遠すぎて、そして曇りがあって見えないものがあるということ。
それが、「余計なことを知らない方がいい」ということもありますよね。
それでも「余計なものだからこそ、取り払いたい」と思うこともあります。
それが双方で一致していればいいのですが、一方的になってしまうと、人との関係って悪くなるのかな、と思えたり…。
そして、遠すぎて見えないのであれば、近くに行って、見に行けばいい。
そして自分でしっかりと見て判断すればいい。
遠くから見て、遠くからしか見えない感覚で、ああだこうだ言っても始まらないことって多いと思うし、その見えているものが「全て」だと思い込むことは、やはり誤解を招いたりする。
とても「理解」には程遠いままの関係になってしまうのだろうな、と。
これは、私がこのDIR EN GREYのライブ遠征の合間、その地にいるはずのTAIJIさんファンの方々に「7/12のお誕生日、7/17のご命日に向けて、メッセージを対面で直接お預かりします!」という呼びかけを行っていて、正直、すっごく怖くてリスクを感じながらも、自分の居場所や服装をツイッターにアップしていたりするんですが、なかなかいらして頂けない。
私たちがどんな気持ちで、何が目的で、活動をしているのか。
私たちがどんな人であるのか、いまいち信用できないのであれば、直接会いに来て、確かめてくれればいい。
その上で、メッセージを書くかどうかを決めればいいのに。
正直、そう思っています。
好かれようとか、よく見てもらおうとも思っていないし、私はどこかのアホな政治家とは違うので、自分のことを「信じてください!」なんて言いませんよ(苦笑)。
その方々の、間違いのない、個人の感覚でこの活動に対して、どういう向き合い方をなさるのかをしっかり決める機会にしてもらえればいい。
私はそんな気持ちと覚悟で、この活動をしているつもりなので…。
でもなかなかその「距離感」というのは、難しいものなのかな、なんて、あべのハルカスから見える風景を見ながら感じました。
同時に。
泰司さんの不審死だったり、様々なことが実現できない現状についても、知りたがる人が多いんですよね…。
知ってどうするんでしょうか…。
自分の「知りたい!」という好奇心を満たすだけの結果を求めて、本来踏み込むべきではないことにまで、たとえそれが些細な言葉であっても、かけてしまっていいのでしょうか…。
私は泰司さんの不審死の再調査を要望する署名活動の拡散、そのためのチラシ配布を行うということで、泰司さんの内縁の妻の赤塚さんと知り合い、恐縮ながら信用いただいているようですが、だからといって私はただのファンでしかなく、署名活動の拡散の協力者という立場に過ぎませんから、様々な情報は一切入ってくる立場でもなければ、知る権利なんてありません。だから当然のことながら、聞きませんし、知りたいとも思わないです。
相手の方だってお考えはあるのですから、伝えたかったら、おっしゃってくれるはずなんです。
それを信じて待てばいいだけなのですから、あえて聞く必要も知る必要もないと私は思っています。
そういう距離感のとり方がまずくて、関係を悪くしてしまうということは、普段の生活にも多分にあると思うのです。
そして。
空から見える、人の世界はどのようなものなのでしょうね。
空から見たら、どんなに高いビルだって下にある。
どんなに頑張っている人も、どれだけすごいと言われている人も、まったく区別がつかないままの「点」でしかない。
何を急ぎ、何を頑張るのでしょうね。
もっとのんびり生きればいいのに。
そして。
長く伸びる高速道路や線路。
プラレール感、半端ないですね(笑)。
いつ、あれらの線路が空に向かい、銀河鉄道ができるのかしらん?
「出来ねーよ」とか、冷たいことを思わず、少しくらいありえない話に付き合える、心の余裕っていうのも大事ですよね。
広い空、高い空。
たとえ曇っていたとしても、その上から見守ってくれる存在はある。
そんな風に思えた、あべのハルカスでのひと時でした。
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