人に優しくなれる、かも?

以前、カウンセラースクールで受講したお話。

以前書いた、ユング心理学の内容については、こちらをご参照ください。

その記事にも書いてありますが、ユング心理学(分析心理学)はカウンセリングにはあまり関係がないけども、基本的に知っておくべき心理学の1つ。 なぜ、カウンセリングにあまり関係がないかというと、これを知ったところで「へぇ…!なるほどね!…で?それで…?」という話にしかならないから。

今回も「へぇ…!なるほどね!…で?それで…?」の内容でお届けです(笑)。

「性格テスト」の内容でもありますので、お時間がある方は後半にある性格テストもやってみて下さいね。


関心の向き / 「内向」と「外向」

よく「内向的な性格」「外向的な人」のように、性格で「内向」「外向」という言葉を聞くと思います。


内向的・・・内気

外向的・・・活発


ざっくり言えば、こんなイメージかと思いますが、いかがでしょうか。

しかし、ユング心理学ではこの「内向」と「外向」は捉え方が違っています。

「内向」「外向」というのは、その人のエネルギーがどちらに向いているかで判断されます。

エネルギーというと分かりにくいかもしれませんが、その人が関心を持つものが、自分の外側に見えるものならば「外向的」であり、自分の性格など自分の内面に向いているのであれば「内向的」としています。


口数も少なく、行動も控えめ。趣味は人間観察です。

これは「外向的」な人です。

外向的な人の傾向として、ニュースを通じて何かの事件が起きたと知った時、その事件が起きた原因や背景を考えます。

また、行動をしながら考える人が多いそうです。


海外旅行に頻繁に行って、常に自分探しをしています。
戻って来ると心が洗われた気分で、視野が広がることが多いので、海外旅行は止められません!

これは「内向的」な人です。

内向的な人の傾向として、ニュースを通じて何かの事件が起きたと知った時「自分だったらどうするか」を考えます。

また、じっくりと考えてから行動をします。


その人がどこに対してエネルギーを注いでいるのか。

人間観察ということは、他人の動きなどにエネルギーが注がれていますよね。

事件に対する考察も、他人の行動を想像していますよね。

なので、そんな人は「外向的」と判断されます。


自分探しや、自分の視野が広がることを目的に、海外に行く。

行動はアクティブかもしれませんが、見ているものは自分の内面ですよね。

そんな人なので、「内向的」と判断されます。


これが一般的なイメージの「内向」「外向」と、ユング心理学のそれとの大きな違いでしょう。



心理の働き / 思考・感情・感覚・直感

さらにユング心理学では、人の価値判断の機能が「思考・感情・感覚・直感」の4タイプに分類されるとしました。

思考型

ものごとを理論的に筋道を立てて考えて行くタイプ。
何事にも主観を交えず客観的な判断を下そうとする。
反面、人の気持ちや感情を汲み取る能力に欠け、自分の感情表現も下手。
絵画を見た場合、どんな意味があるのか、作者はどんな人かを調べる

感情型

好き嫌いや自分の気に入る、いらないといった主観的な価値観が判断の基準となっている。
客観的な状況分析は不得意だが、複雑な気持ちを読み取る能力に長けている。
絵画を見た場合、好きになって、同じ画家の他の絵も見ようとする。

感覚型

見る・聴く・味わう・嗅ぐ・触れると言った五感が発達したタイプ。
感覚を通じて直接、ものごとを意識し、体験する。
外からの刺激に敏感で快不快が判断の基準になっている。
絵画を見た場合、色や形や技法などに興味を持つ。

直感型

直感でものごとを把握するタイプ。
物事をこまごまと捉えるのではなく、全体的・包括的に捉える傾向がある。
絵画を見た場合、幼い頃の楽しかった1シーンを思い出す。


そして、「意識的に価値判断をできるかどうか」という定義で、意識的に価値判断をしている「思考型」「感情型」を”合理的グループ”に、「感覚型」「直感型」を”非合理的グループ”に分類しました。



2つの「タイプ論」を掛け合わせる

ユングは上記のタイプ論2、「思考・感情・感覚・直感」の4つの昨日が内向的・外向的に表れることで、8つの性格タイプ分けを行いました。


外向的思考・外向的感情・外向的感覚・外向的直感

内向的思考・内向的感情・内向的感覚・内向的直感


上記の8つに性格タイプを分類したのです。

その中で、特に自分が最も得意とするものを「主機能」、最も苦手とするものは「劣等機能」と呼びました。


性格タイプを確認してみよう!

ここまで来て、肝心なところで「あー、作るの面倒だなー」と思ったので、性格タイプを確認したい方は外部リンクへどうぞー!自動集計してくれますよん。

こういうところが自分の「詰めの甘さ」だと実感していますが、私は特に困らないので、大丈夫です(^^) ←それでいいのか(^^;

性格タイプの説明はリンク先にもありますが、ここでも書いておきます。

外向的思考タイプ

客観的な事実を重要視して、それに基づいて筋道をたてて 考えるタイプの人。
自分の考えよりも客観的事実の方が大事で、感情表現が苦手。 
男性に多い。女性ではごくわずか。 

 内向的思考タイプ

自分自身の心の中に浮かび上がる考えを 筋道立てて追うのが得意な人。 
新しい事実の発見よりも新しい考え方の発明の方が大事。
感情面が未発達のことが多い。 男性に多い。 

 外向的感情タイプ

どこでどういう感情を使ったらよいかよく知っており、 自分の感情をよくコントロールし、周囲の状況をよく理解して、 他人と良い関係を保つことが得意な人。
社交上手。 しかし、哲学など理屈を考えるのは全く苦手。 女性に多い。男性にも見かける。 

 内向的感情タイプ

心の中に好き嫌いの判断を持っていて、 自分の心の中に描いた心像に忠実であるが、それと関係ない人たちを 全く無視してしまうので、自己中心的で、時に傲慢な印象を与える。
 感情面にすばらしい判断力を持っているが、その表現力が不十分で、周囲に誤解されやすいといえる。 思考面が未発達のことがおおい。 女性に多い。 

 外向的感覚タイプ

現実の人や物事に対して、具体的に身体的感覚で 感じ取ることが得意な人。
色や形によいセンスを持っている。 しかし、直感的総合力には欠ける。 
男性にも女性にもいる。

 内向的感覚タイプ

外からの刺激をじっくりと自分の感覚に吸収し、取り込むが、 それを、すぐには表現しない、または、その人自身の主観的印象が主体となってしまう ので、誤解を受けやすい。
直観による将来的見通しが全く苦手で、概して方向音痴。 

 外向的直観タイプ

直観は、直接無意識に根ざしている心機能で、 周囲の人やものや将来の見通しなどにカンが働く。
流行に敏感。 感覚が未発達なので、周囲のものごとをじっくり捕らえることが出来ない。 
どちらかというと女性に多くみられる。 

 内向的直観タイプ

カンがよく将来の見通しなどもよく見えるが、そのカンは外の社会には向けられず、もっぱら心の内に向かっている。 
弱点は感覚で、まわりの状況や事実をよく見ようとしない。




「主機能」「劣等機能」から自分を知る


リンク先のテストで、点数が一番高かったものが「主機能」、低かったものが「劣等機能」です。

私はスクール受講した時の主機能が「内向的感覚タイプ」

「概して方向音痴」で「間違いない…!」と深く納得してしまいました(笑)。

そして「絵画を見た場合」も、感覚タイプ、正にそんな感じです!

「色や形や技法などに興味を持つ」。

本当そう。「どうやって作られたんだろう」「なぜこれを選んだんだろう」と思ったりしますねー。


そして劣等機能が「外向的思考タイプ」

これ、多分私と直接話したことがあったり、ブログやSNSをよくご覧頂いている方には「意外!」と言われるように思いますが、これも本当に当たっていて。


私、本当に感覚的なんですよ。でもそのままでいたら「伝わらない、誤解されるなぁ」と感じることが多くなったので(正に内向的感覚タイプの「表現力が不十分で、周囲に誤解されやすい」という部分)、意識して「思考」を使うようにしていた時期があるんですよ。

そして私自身、「表現が独特」とは言われますが、ボキャブラリーが少ない(言葉を知らない)ので、人と会話をしていて出てくる単語などで「そう、それ!私が言いたかった状態、正にそれ!」と思うことが多いので、自分としては「感覚をしっかり言葉にすることが下手」と思っています。

本当、それが出来る人って、言葉が短くて上手に表現できるので、いつも羨ましいと思ってしまいます…。


そして、意識した「思考型」というのは、今も仕事とかになると、それが強く働いてくる傾向も感じます。

普段でも「考えてみて」「思い出してみて」「感じてみて」と言われたりすると、「指示をされた」と捉えるのか、感覚型から思考型にシフトしていく実感があります。

なかなか、この性格タイプは的を射ていると思えました。



人に優しくなれる、かも?

と。

やっぱりユング心理学(分析心理学)は、性格などを知ることは可能ですが知ったからって何かが解決できたり、それが手掛かりになって何かが発展していくのではないので、「うん。で?で、それが?」ではあるんですよね。


それでも、自分の傾向を客観的に知っていくこともそうですし、相手の傾向を知っていくことで「あ、私はそうではないけど、あの人はこの傾向が強いから、ああいう判断をするのか!」と、相手に対して寛容になれるという可能性は秘めていると、私は思います。


どうしても、人との付き合いがまだ浅かったり、人間関係の構築が下手だと、相手と自分の違いを知ることも難しくて、自分と他人との「違い」があるだけなのに、それに気づかずに相手に「否定された」と思い込んでしまうこともあると思うんです。

それで相手のことを「嫌い!」と思ってしまったりね(^^;


それ、子供だったら分かるんですよ。

子供は心身ともに未成熟なので、物事を捉えるのが下手なのは当たり前。

だからこそ、様々な成長過程の中で、人と他人との「違い」を感じ取っていき、迷いながら悩みながら、大人になって行くのですから。


でも、同じ人間なので、一定のある年齢になったら人が変わったように、いきなり価値観が変わったり、物分かりが良くなったりするワケではなく、やっぱり何かの経験・体験などを通じて、よく心理学やカウンセリングの世界で言われる「気づき」というヤツを得て、人は徐々に少しずつ変化をしていくため、子供のように最初に受けた感情の「嫌い!」で、そのまま突き進んでしまう人もいるのもまた当然なんですけどね。


やっぱり、「無知」でいるよりは、多少は「知っておくこと」だったり、毎日のほほ~んと暮らして、変わり映えのない生活をするよりは、たとえ痛みを伴ってでも、何かしらの「気づき」を得た方が自分の人生を楽しく豊かにすることだと思えるんです。

自分の傾向を知っておく。「あ、悪い癖が出たぞ」と思えることもあれば、「私はこういう風に考えているからこそ、それを生かせば、これが出来るんじゃないかな?」と、自分の新しい可能性に気づけることもあるでしょう。

そして他者を心理テストなどから知ることで、その人の傾向が掴めます。

ただ、人の気持ちって、「晴れか雨か」で簡単に左右されますよね。

それと同じように、心理も一定ではないので、心理テストの結果も「変わるのが当たり前」だったりします。

そのため「自分はこう!相手はこう!」と決めつけず、「こういうところがあるよね」程度で留めておく意識は持っておいて損はないと思います。

何かの生活や、人間関係の改善、悩みの解決に役に立てれば幸いです(^^)

輝凛(きりん)の独り言

日々の生活や、ニュース、色々な人からの言葉、本などから、私なりに感じた事を綴っていきます。 その他、運営している別サイトへのリンク記事もあります。